Kotlin について
生い立ち
- JetBrains 社が中心となって開発を行っているプログラミング言語
- 2011年夏に発表。現在は OSS (github のリポジトリ) として開発されている
- 2025年4月1日現在、Kotlin はバージョン 2.1
どんな言語か
- JVM 言語
- コンパイルすると Java バイトコードになる
- Scala、Groovy なんかも JVM 言語
- Java 互換 100%
- Java で作られたライブラリを呼び出すことができる
- 逆に、Kotlin で作られたライブラリを Java から呼び出すこともできる
- なので、「Java か Kotlin か」ではなく、共存が可能
- 静的型付け
- (コンパイルしない系の言語に比べて) コンパイル時に誤りが発見されるという利点
- オブジェクト指向
- いわゆる C++、Java 等と同様で、クラスベースのオブジェクト指向言語
- Android Studio 3.0 で標準サポート
- 初期 (2016〜2018年頃) はもっぱら Android のアプリ作成に用いられていた
- 徐々に他のプラットフォーム、サーバーサイド、Web、システムプログラミングでも使われ始めた
- モダンな言語仕様
- (Kotlin 1.2 から) JavaScript へのトランスパイルもサポート
Java ではなくて Kotlin を使う理由
- Java より記述が簡潔
- 型推論、スマートキャスト、等の言語仕様
- Android 向け開発で使える Java の機能は Java 8 あたりまでしかサポートされておらず、それ以降にサポートされた新しい Java の機能は基本的に利用できない
- Java より安全
- Kotlin はポータブル